島原市は長崎県の南東部に位置する島原半島の東端に位置し、気候の温暖な都市です。
平成2年からの雲仙普賢岳噴火災害など、全国的にも希な経験をしている地であり、島原の乱をはじめとするキリシタンにまつわる多くの歴史的史実や遺産に加え、雲仙国立公園を背景にすばらしいロケーションと良質な温泉にも恵まれています。
あわせて多くの清冽な湧水群等、文化的遺産も数多く残されており、「名水百選」や「水の郷」にも選定された、豊かな自然に恵まれたところです。また、拓けた肥沃な大地の恩恵を受け、多種多様な野菜や果物が生産されており、県下でも有数の農業地帯となっています。
雲仙岳の肥沃な土地に産する良質の小麦。そうめん作りに適した温暖で乾燥した内海性の気候。生地仕込みに最適で、麺がシャキッと仕上がるのを助ける、雲仙岳山麓からの豊富な湧き水や清冽な地下水。
これらの諸条件に恵まれて、「島原手延そうめん」は今日のような"おいしいそうめん"として味を誇ってきたのです。原手延そうめんの作り方はまず、その日の気温、湿度を考え小麦、塩、水を練り合わせ団子を作り円盤状につぶします。
それに綿実油をぬり、ひねりをいれながら数回のばします。5mm程度に細くなった麺を2本の棒でさらにのばし、翌日には長さ3mくらいになるまでのばし吊り下げて5時間程干します。
干し終わった麺は、均一の長さに切り揃えられます。丹念に作られる島原手延そうめんはまさに職人の技と伝統の作品です。
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