有明海について
Ariake Sea

有明海は佐賀、福岡、長崎、熊本の4県にかこまれています。面積は、東京湾や伊勢湾とほぼ同じ1,700平方キロメートル。干満差は日本一で、6メートル以上にもなります。
海と言えば青い色をイメージしがちですが、有明海は泥の色をしています。この泥は、昔、阿蘇山が噴火した時に地下からふき出てきたものです。
有明海の潮の流れで泥がつねにまき上げられいるので、海は泥の色に見えます。しかし、この泥は水中のゴミとくっついて底に沈むのです。
そして、潮が引いた時に太陽の光にあたって、泥についたゴミは無害なものになります。つまり、この泥のおかげで有明海はキレイな海になるののです。この優れた自然の恵みと原理で有明ならではの特産品が沢山あります。

日本一の
海苔の生産地
Ariake Sea

国内最多の生産量を誇る有明海地区は有明海を囲む福岡、佐賀、長崎、熊本の4県で、その生産数量は全国生産量の40％以上を占めます。とろける甘さ、味、歯切れの良さは日本一で、贈答用に使われる高級海苔のほとんどが有明産です。
有明海は6mもの干満差があり、干潮時には数キロメートル沖でも最適の環境を保ちます。岸でも人間が立てる干潟が残された有明海では、ほとんどが「支柱式養殖」で海苔が作られています。
この「支柱式養殖」で育てられた海苔の特性こそが有明海の海苔の特性です。「支柱式養殖」の最大の特徴は、海苔を水から揚げて「干出」をすることです。この「干出」によって海苔の柔らかさ、美味しさが生まれるのです。

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